厩舎解散迫る音無厩舎 調教師のフェブラリーS最高齢V狙い3頭が参戦

2025年02月18日 11:30

GI初制覇を目指すサンライズジパング(24年10月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん)

 3月2日(日)のレースを最後に定年となる音無秀孝調教師が、フェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)の最高齢制覇に挑む。

 音無調教師は54年6月10日生まれの70歳。79年に騎手デビュー。JRA通算で1212戦84勝。85年にはノアノハコブネでオークスを制した。そして95年に厩舎を開業すると、同年の北九州記念をイナズマタカオーで制し、重賞で初勝利。06年の高松宮記念のオレハマッテルゼでGIトレーナーの仲間入りを果たした。その後もカンパニーやミッキーアイル、クリソベリルやインディチャンプなどの名馬を手掛け、10年には全国リーディングも獲得。ここまでJRA通算で8736戦995勝の成績を残している。この勝利数は現役に限ると国枝栄調教師に次いで2位、栗東所属では1位となる。

 フェブラリーSにはサンデーファンデー(牡5)、サンライズジパング(牡4)、デルマソトガケ(牡5)の3頭出しで挑む。サンデーファンデーは前哨戦のプロキオンSで重賞初制覇。自分のスタイルを確立し、勢いに乗っている。サンライズジパングは同レースの2着馬。重賞2勝と実績も十分で、安定感では一番だろう。そして底力ならデルマソトガケ。近走は精彩を欠いているが、愛弟子・松若風馬騎手の手綱捌きに期待がかかる。

 フェブラリーSの調教師の最高齢制覇は、00年のウイングアローの工藤嘉見調教師の70歳3カ月16日。音無調教師が勝てば70歳8か月14日で新記録となる。最後に大仕事となるか。定年まであと2週となった名伯楽にエールを送りたい。

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