黒竹賞を圧勝したルクソールカフェ(25年1月撮影、ユーザー提供:グチマサさん)
21年と22年のフェブラリーSを連覇したカフェファラオの全弟となるルクソールカフェ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が、日曜東京9Rのヒヤシンスステークス(3歳・リステッド・ダ1600m)で3連勝を狙う。
ルクソールカフェは父American Pharoah、母Mary's Follies、母の父More Than Readyの血統。父は15年の米国三冠馬。全兄のカフェファラオは21年と22年のフェブラリーS、22年の南部杯を含め、重賞を5勝した活躍馬。昨年から種牡馬となり、多くの繁殖牝馬を集めている。また、半姉のリーガルグローリー(Regal Glory)は21年と22年のメイトリアークSを連覇するなど、米G1を4勝している。
ここまで4戦2勝。デビューから4着、2着と悔しいレースが続いたが、その後の休養が吉と出た。休み明けだった昨年11月の未勝利ではアドマイヤデイトナをハナ差競り落とし、1分35秒8のレコード勝ち。兄がGIを2勝した舞台で、圧巻のパフォーマンスを見せつけた。そして前走の黒竹賞も1番人気に応えて5馬身差の圧勝。一気に3歳ダート路線の主役候補に名乗りを上げている。
ここも勝って重賞戦線に飛躍するか。さらに兄に近づくため、通過点にしたい一戦となる。