NHKマイルCを制したタイキフォーチュン=1996年
1996年に行われた第1回NHKマイルC覇者タイキフォーチュンが21日に死んでいたことが22日、明らかになった。認定NPO法人引退馬協会がホームページで発表した。32歳だった。
引退馬協会は「21日は普段と変わりなく、朝5時より放牧し、15時に収牧後、飼い葉も完食していました。16時頃、倒れた際にフォーチュン自身が何度も立ち上がろうとしていましたので、スタッフの皆さんに介助していただきましたが、立ち上がることができませんでした。次第に呼吸が荒れ、心拍数も上昇したため、苦痛を長引かせないよう、獣医師により十分な麻酔剤を投与した上で安楽死の処置をしていただきました。亡くなる当日まで普段と変わらない生活を送ることができました。今まで支えていただきました会員の皆様、献身的にお世話をいただいた牧場の皆様に、心より感謝申し上げます。タイキフォーチュン号の冥福を祈ります」と記した(原文まま)。
同馬は96年毎日杯など通算15戦4勝(重賞2勝)。97年
ジャパンC14着を最後に現役を引退していた。