第1回NHKマイルCを制したタイキフォーチュンと柴田善臣=1996年5月12日、東京競馬場
96年に行われた第1回NHKマイルC覇者タイキフォーチュンが21日に死んでいたことが22日、明らかになった。認定NPO法人引退馬協会がホームページで発表した。32歳だった。
21日も普段通りに放牧に出てカイバを完食していたが、午後4時ごろに倒れ、介助されたものの立ち上がることができなくなった。呼吸が乱れ、心拍数も上昇したため、苦痛を長引かせないよう獣医師により安楽死の処置が取られた。
同馬は美浦・高橋洋泰厩舎からデビューし、96年毎日杯で重賞初制覇。通算15戦4勝(重賞2勝)でうち14戦で柴田善が手綱を取った。97年
ジャパンC14着を最後に現役を引退。北海道浦河町の
イーストスタッドで種牡馬となり、種牡馬引退後は北海道新ひだか町の本桐村田牧場で繫養されていた。