東京11Rの第42回フェブラリーステークス(4歳以上GI・ダート1600m)は2番人気
コスタノヴァ(R.キング騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分35秒5(良)。3/4馬身差の2着に5番人気
サンライズジパング、さらに1馬身1/4差の3着に1番人気
ミッキーファイトが入った。 
コスタノヴァは美浦・木村哲也厩舎の5歳牡馬で、父
ロードカナロア、母カラフルブラッサム(母の父ハーツクライ)。通算成績は10戦7勝。
レース後のコメント
1着 
コスタノヴァ(R.キング騎手)
「JRAのGIを勝つことができてとてもうれしいです。この馬に乗るのは初めてだったのですが、調教師をはじめ、厩舎のスタッフや、この馬に乗ったことのあるジョッキーなど、いろいろな方からいろいろなアド
バイスをいただきましたし、自分もVTRを見たりして、この馬のことを分析していました。
 とても乗りやすい馬で、素晴らしい勝ち方をしましたし、これからもこのクラスで戦っていけると思います。ファンのみなさんからいただいた力でGIを獲ることができました。ありがとうございました」
(木村哲也調教師)
「人気をしていたのでファンの期待に応えられてホッとしています。とにかく装鞍所での歩きが良くて、トレーニングセンターでの状態を維持してレースを迎えられました。
 ジョッキーが跨っても良い意味で変わりませんでした。体的にワンパンチ足りないところがあって、スタートで遅れるところはありますが、リズムに乗るのには長けているので、ダートコースに入ってからはスッと上がって行けました。
 前半は上手くいったと思いました。その後も操縦性は心配なく、馬込みでも怯まず、リズム良く行っていました。4コーナーを上手く回ったので、ルメール騎手が乗っているかのような立ち回りでした。
 (キング騎手も)サウジアラビアでルメール騎手に教わっていたので大丈夫だと言っていました。間隔が詰まっていたのに走り切って偉い馬だと思います。
 いつでも種馬にしたいと思っているのですが、まだダメだと言われているので、今後はオーバーホールさせたいです。距離は1600mまでが良いと思っています。東京はちゃんとした状態で出せば、実力を発揮できる場所です」
2着 
サンライズジパング(幸英明騎手)
「着差が着差なだけに何とかしたかったです。初めて競馬に乗せてもらいましたが、本当に力のある馬です。1600mで、少しテンにもたもたしてしまいましたが、最後まで良い脚を使ってくれました」
3着 
ミッキーファイト(戸崎圭太騎手)
「完璧な仕上がりでしたね。返し馬から雰囲気がすごく良く、あとはレースという感じでした。外枠はこの馬に良いかなと思いましたが、展開、流れ的に、外々を回ることになってしまいましたし、前も少し下がってくるような感じになってしまいましたし、流れが上手く噛み合いませんでした。スタッフが一生懸命やってくれて、最高の仕上がりでした」
4着 
ペプチドナイル(藤岡佑介騎手)
「スタートが決まりましたが、内から4頭行くのが見えて、外からも出る馬が結構押してきていたので、ここで張ると今日の立場的にも楽をさせてもらえず、つつかれて速くなるなという判断で、一列下げました。
 レース自体は勝ち馬の後ろからスムーズに抜けてはきていますが、通過ペースとこの馬の特性を考えるとあそこは無理してでも張った方が勝つチャンスは多かったかなと結果論ですが思います。我慢して良く走ってくれてはいるのですが、結果論でいうとあそこで引いた分遅くなっていると思うので、今日はその分の4着だと思います」
5着 
エンペラーワケア(横山武史騎手)
「ポジションは理想的で、一番欲しいところを取れました。ただ返し馬から行きっぷりがもうひとつで、1400mでも掛かるくらいの馬が、1600mのスローペースでも促しながらの追走になりました。久々の分、動ききれなかったのかもしれません。
 良く言えばおとなしかったのですが、ちょっと落ち着きすぎているという感じで、最後は進路を見つけてからも伸びきれませんでした」
6着 
メイショウハリオ(浜中俊騎手)
「良く走ってくれたと思います。状態に関しては正直言うと、まずは無事に走ってくれたら良いなという感じでした。気持ちの面では衰えておらず、3、4コーナーで自分からハミを取ってくれましたので、外に回しました。
 正直、年齢も重ねて順調さも欠いていたのに、ここまで走ってくれたのには感動すら覚えました。これからも、無事に体調さえ整ってくれば活躍して良い馬だと思います」
7着 
ガイアフォース(長岡禎仁騎手)
「全体的にペースが流れなかったのが痛かったです。最後はジリジリと来てくれているのですが、馬群が凝縮してしまい、この馬の良さが出なかったところがありました」