昨年のスピカSを快勝したグランディア(24年3月撮影、ユーザー提供:ぷいっぷいっぷーさん)
重賞3勝のディアデラマドレを母に持つグランディア(セ6、栗東・中内田充正厩舎)が、中山記念(4歳上・GII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。
グランディアは父ハービンジャー、母ディアデラノビア、母の父サンデーサイレンスの血統。母は05年のフローラS、07年の京都牝馬Sと愛知杯を制している。さらに半姉のディアデラマドレは14年のマーメイドS、府中牝馬S、愛知杯、半兄のドレッドノータスは15年の京都2歳S、19年の京都大賞典の覇者。また、他のきょうだいも優秀でディアデルレイ、サンマルティン、カウディーリョ、ディオスバリエンテがオープンまで出世している。
ここまで19戦4勝。3勝クラスで長く足踏みしていたが、昨春のスピカSで1年3カ月ぶりの白星をゲット。その後は勝利こそないが、エプソムCが0秒6差の6着、函館記念が0秒6差の2着、オクトーバーSが0秒4差の4着と、常に好勝負を演じている。折り合いの不安は残るものの、嵌まった時の破壊力は相当なものだ。
今回は初のGIIとなる。それだけに楽な戦いにはならないだろうが、中山芝1800mは【2-0-1-0】のベスト舞台。強敵を撃破し、きょうだい3頭目の重賞ウイナーになることを期待したい。