昨年の小倉記念を制したリフレーミング(24年8月撮影、ユーザー提供:たつさん)
3月2日(日)のレースを最後に定年となる鮫島一歩調教師が、中山記念(4歳上・GII・芝1800m)のリフレーミング(牡7)でラスト重賞に挑む。
鮫島調教師は00年に開業し、JRA通算7216戦591勝。JRA重賞は17年のエリザベス女王杯のモズカッチャンなど、GI・1勝を含む26勝を挙げている。また、16年の福島牝馬Sをマコトブリジャールで制し、調教師として史上5人目となるJRA全10場重賞制覇を達成している。
中山記念にはリフレーミングを送り込む。JRAの現役には僅か2頭しか残っていないキングヘイロー産駒。昨年、6歳を迎えて本格化し、3勝クラスの湾岸S、リステッドの福島民報杯と連勝を果たす。その後、新潟大賞典と七夕賞はともに5着だったが、前走の小倉記念で重賞初制覇。鮫島厩舎の管理馬らしく、コンスタントに使われながら力を付けてきた。
今回は当時以来、約7カ月の休み明けとなる。鮫島調教師の引退にギリギリで間に合った復帰戦。まずは無事に、そして1つでも上の着順を目指してほしい。