栗東坂路の併せ馬で先着するウォーターガーベラ(手前)=撮影・石井剣太郎
「チューリップ賞・G2」(3月2日、阪神)
日本を代表するホースマンとして輝きを放った河内洋調教師(70)=栗東=が、3月4日をもってターフに別れを告げる。ラスト重賞は弟弟子・武豊(55)=栗東・フリー=を鞍上に指名し、
ウォーターガーベラで桜花賞
トライアルに挑む。
ウォーターガーベラは26日、武豊を背に栗東坂路で最終追い切りを決行。気合をつけられると、また一つギアをグンと上げ、力強く脚を伸ばして併せた
ウォーターアデル(3歳未勝利)を1馬身半突き放した。
時計は4F53秒2-38秒4-12秒2。鞍上は「初めて乗らせてもらいましたが、まだ少し非力な印象ですね。これからの馬」とまずまずの手応え。見守った河内師は「いい感じ。上がりも良かったし、非力だけど、いい状態で出せそう」とうなずいた。