中山牝馬Sに出走予定のクリスマスパレード(撮影:下野雄規)
中山金杯は4着でも展開を考えれば強い競馬だったクリスマスパレード。距離短縮で巻き返しを狙う。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■3/8(土) 中山牝馬ステークス(4歳上・牝・GIII・中山芝1800m)
デビュー以来、テンからハナに行く競馬を初めて試みた前走の中山金杯のクリスマスパレード(牝4、美浦・加藤士津八厩舎)。終いはもうひと踏ん張りできなかったが、いつも以上の積極策で、上位馬が差し、追い込みだったことを考えると強いの一言。2走前のGI秋華賞の5着も上々の内容。本来、中山はベストの舞台。初めての1800mもプラスになるはずで好勝負は必至。鞍上は石川裕紀人騎手。
近走は相手強化のGI秋華賞と距離不足のターコイズS。ともに敗因は明白で、悲観する内容ではないミアネーロ(牝4、美浦・林徹厩舎)。3走前の紫苑Sでは上記のクリスマスパレードとクビ差。昨年に今回と同じ舞台のフラワーCを勝っており、この馬も展開次第で巻き返しは必至。鞍上は津村明秀騎手。
その他、強敵相手に揉まれた経験が前走で生きたホーエリート(牝4、美浦・田島俊明厩舎)、昨秋以降メキメキと力つけたシンティレーション(牝6、美浦・池上昌和厩舎)、安定感抜群のシランケド(牝5、栗東・牧浦充徳厩舎)、勢いのあるセキトバイースト(牝4、栗東・四位洋文厩舎)らが春風の中山を駆け抜ける。発走は15時45分。