【弥生賞予想】中山芝2000mは大型馬には不向きなコース!? 前走のパフォーマンスを鵜呑みにしづらい人気馬とは

2025年03月08日 16:30

弥生賞に出走するナグルファル(c)netkeiba

 今週の日曜日は、中山競馬場で弥生賞ディープインパクト記念(GII・芝2000m)が行われます。

 過去10年の弥生賞では馬体重440キロから498キロまでの馬が9勝2着8回3着8回と良績を残しています。500キロ以上の馬は1勝2着2回3着2回で438キロ以下の馬には好走例はありませんでした。

 中山は直線に急坂が待ち受けていますので、ある程度のパワーが必要になります。これだけを聞くと大型馬の方が有利になりそうですが、弥生賞の舞台は中山芝2000m。どちらかと言えば小回りと言えるコースですし、道中では器用に立ち回ることが求められる。よって、500キロ以上の大型馬は走りが窮屈になります。だからと言って438キロ以下の馬ではパワー不足となります。中山芝2000mに向いているのは小さすぎず大きすぎない馬であり、それがこのような傾向になっていると考えられます。

 しかし、レース当日の馬体重を事前に知るのは困難です。そこで過去10年の弥生賞での前走馬体重に着目。すると、ここでも440キロから498キロまでの馬が10勝2着10回3着8回となっています。レース当日の馬体重が分からない場合でも、前走の馬体重を参考に予想を組み立てるのも有効な手段と言えそうです。

「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。

 今年の3歳重賞では京成杯で【残った馬】のニシノエージェントが11番人気で優勝! クイーンCでも【残った馬】のエンブロイダリーが優勝するなど結果を残しています!

 今週もケシウマの【残った馬】にご期待ください!

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走馬体重500キロ以上(ただし、前走が中山芝2000mだった馬は除く)
[0-0-0-15]複勝率0%
該当馬:ナグルファル
(過去の該当馬:18年オブセッション3番人気7着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるナグルファルが該当しました。

 過去10年の弥生賞で前走の馬体重が500キロ以上だった馬は22頭が出走し3着2回と苦戦しています。やはり、大型馬は小回りの中山では力を発揮しにくいのでしょう。ちなみに、前走の馬体重が500キロで馬券に絡んだ2頭は21年ダノンザキッド、20年オーソリティです。

 この2頭は前走で中山芝2000mに出走。しかも、そのレースはどちらもホープフルSでレベルの高いレースであったという共通点がありました。前走の馬体重が500キロ以上だったとしても、前走で弥生賞と同じ舞台での競馬やハイレベルなレースの流れを経験していれば、好走する可能性は残されると言えるかもしれません。

 該当馬に挙げたナグルファルの前走は京都内回りの芝2000mで行われたエリカ賞。京都内回りもどちらかと言えば小回りコースになるので、中山に替わっても問題ないかに見えます。しかし、前走は7頭立てと少頭数で行われています。道中では馬群に包まれるような形にはなりませんでしたし、少頭数だったことがプラスに働いた印象です。

 しかし、今回は前回よりも多い頭数で争われます。加えて、皐月賞のトライアルレースでタイトな競馬になる可能性も十分に考えられます。馬群が密集することで窮屈な競馬を余儀なくされる恐れがあるのは不安なところです。前走は4馬身差で圧勝していますが、対戦相手のその後は厳しい結果となっていることから相手関係に恵まれた可能性も否定はできません。

 前走の結果で人気になるようならば危険な1頭と言えるでしょうし、人気で大きなリターンにも期待しづらいとなると軽視するのも有効な策になるのではないでしょうか。

 はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『パーフェクト消去法』を是非お役立てください。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。