【スプリングS】キタサンブラック産駒のピコチャンブラックが父仔制覇狙う

2025年03月13日 08:00

重賞初制覇を目指すピコチャンブラック(24年10月撮影、ユーザー提供:モリリンさん)

 クラシック勝ち馬2頭の甥となるピコチャンブラック(牡3、美浦・上原佑紀厩舎)が、スプリングステークス(3歳牡牝・GII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。

 ピコチャンブラックは父キタサンブラック、母トランプクイーン、母の父ネオユニヴァースの血統。母は未勝利だが、そのきょうだいには96年の日本ダービー覇者のフサイチコンコルド、09年の皐月賞を制したアンライバルド、01年の京成杯を勝ったボーンキングなど活躍馬がズラリ。祖母は名繁殖牝馬のバレークイーンで、近親にも07年の皐月賞馬のヴィクトリー、重賞を3勝したリンカーンなどの一流馬が並ぶ。

 昨年7月の福島の新馬はマイペースの逃げから上がり3F最速でまとめ、2着に7馬身差の大楽勝。早々とクラシック候補の呼び声が上がった。続くアイビーSでもマスカレードボールから1馬身1/2差の2着に健闘。前走のホープフルSでは13着に大敗したが、気性的な若さを見せたよう。少なくとも全力を出したレースではない。

 巻き返しを期す今回は血の後押しもある。父キタサンブラックと祖父ブラックタイド、伯父のアンライバルドの重賞初制覇はいずれもスプリングS。父は15年、祖父は04年、伯父は09年の覇者なのだ。さらには母の父ネオユニヴァースも03年の勝ち馬となる。ピコチャンブラックもこのレースが競走馬生活の転機となることを願いたい。

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