【金鯱賞】武豊騎手がサイレンススズカ以来の27年ぶり4勝目へ デシエルトと初コンビで挑む

2025年03月10日 20:30

昨年の中日新聞杯を制したデシエルト(24年12月撮影、ユーザー提供:きゃっぷさん)

 武豊騎手がデシエルト(牡6、栗東・安田翔伍厩舎)と初コンビを組み、金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)の27年ぶり4勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまで金鯱賞に27回騎乗している。GIII時代の91年にムービースター、93年にウィッシュドリームで勝利しているが、ファンの記憶に強く残っているのは98年のサイレンススズカだろう。スタートからグングンと後続を引き離すと、前半1000mが58秒1のハイペースも何のその、直線でも脚色は衰えることなく、2着のミッドナイトベットに1秒8もの大差をつける圧勝を演じた。そのインパクトは強烈で、唯一のGI制覇である宝塚記念を差し置いて、サイレンススズカのベストレースと言われるほどだ。

 今年のパートナーはデシエルトだ。一時期は厳しいレースも続いたが、昨秋に突如として復活。前々走のアンドロメダSで2年1カ月ぶりの勝利を手にすると、前走の中日新聞杯で重賞初制覇を果たした。それも締まったペースで逃げながら、後に日経新春杯を制するロードデルレイに2馬身差の完勝。ここに来てグングンと力を付けている印象が強い。武豊騎手は初騎乗となるが、祖母がアドマイヤグルーヴ、曾祖母がエアグルーヴだから、文句なしにゆかりの血統。このタッグを楽しみにしていたファンも多いだろう。

 27年ぶりの戴冠を果たし、川田将雅騎手と並んで現役最多タイの4勝目となるか。前日に56歳の誕生日を迎えたばかりのレジェンドの手綱捌きに要注目となる。

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