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【金鯱賞】プログノーシス 3連覇だ 史上2頭目偉業へ態勢万全「課題のスタートを決めていいレースを」

2025年03月11日 06:00

 西村淳との新コンビで臨むプログノーシス

 「金鯱賞・G2」(16日、中京)

 昨年は菊花賞馬ドゥレッツァを寄せ付けない5馬身差の完勝劇。プログノーシスが、得意の中京芝10F戦でタップダンスシチー(03〜05年)以来となる金鯱賞史上2頭目の3連覇へと挑戦する。

 芝2000メートルは金鯱賞の連覇を含め、23年の札幌記念を制し、昨年4月の香港のG1・クイーンエリザベス2世Cでも地元の最強馬ロマンチックウォリアーに首差の2着に迫る熱戦を繰り広げた。この距離なら国内最強レベルの評価を与えられて当然の実績だ。

 ここへ向けての準備は着々と整えてきた。出遅れと距離に泣いた有馬記念11着後は宮城県の山元トレセンへに放牧。疲れを癒やして2月中旬に栗東へ帰厩した。そこから坂路、CWを併用して乗り込み、先週6日のCWでは不良馬場のなか、新コンビの西村淳を背に長めから追われて6F77秒9-36秒8-11秒7と仕上げに抜かりなしだ。

 福永助手は「ジョッキーに乗ってもらって感触を確かめてもらいました。変わりなく、よく動けていましたよ。ゲートの駐立があまり得意ではないので帰厩後は練習も行いながら、問題なく調整を進められています」と手応えは十分。活気十分に調教を消化する姿に、不安は感じられない。

 7歳の春、狙うのはもちろんG1初Vだ。「G2となれば実績は上位ですし、ここは連覇をしているように条件の合った一戦。7歳となった今年も課題のスタートを決めていいレースを」と力強い。まずは目前の同一重賞3連覇へ。偉業を達成し、堂々と悲願のビッグタイトルへ駒を進める。

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