◆第62回愛知杯・G3(3月23日、中京・芝1400メートル)＝18日、美浦トレセン

　カピリナ(牝4歳、美浦・田島俊明厩舎、父ダンカーク)は2戦連続となる重賞挑戦。着実に力を蓄えてきたダンカーク産駒が重賞初Vをもくろむ。初の重賞挑戦となった前走のシルクロードSは4着に終わったものの、芦毛の馬体を躍らせ最後まで懸命の伸びを見せた。実川助手は「いつもより後ろになったし、もう少し位置が取れれば良かったけど、最後はジリジリと伸びてきましたからね」と悲観の色はない。

　7ハロン戦はダートでは【1・2・0・0】と結果を残してきたが、芝では未知の距離。だが、前走の道中では手綱が動くシーンも見られただけに、1ハロン延長はプラスに働きそうだ。中京は半姉のレイハリアが葵Sで初めて重賞を制した舞台。姉も手がけた同助手は「お姉さんと同じ舞台で重賞を勝って、いずれは大きいところに行って欲しいですね」と期待を込めた。