【桜花賞】史上最高額の桜花賞馬になるか 2億円馬のショウナンザナドゥがGI初制覇狙う

2025年04月08日 18:30

フィリーズレビューを制したショウナンザナドゥ(25年3月撮影、ユーザー提供:つぶ貝さん)

 セレクトセールで高額取引されたショウナンザナドゥ(牝3、栗東・松下武士厩舎)が、桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。

 ショウナンザナドゥは父キズナ、母ミスエーニョ、母の父Pulpitの血統。母は09年の米G1・デルマーデビュータントSの覇者。半姉のミスエルテは16年のファンタジーS、同じくミアネーロは24年のフラワーCを制している。22年のセレクトセール当歳において、牝馬では2位の1億8500万円(税抜)で取引された。

 ここまで6戦2勝。初勝利を挙げた後は重賞に挑み、アルテミスSが3着、阪神JFが4着、クイーンCが9着。気性の課題もあったが、前走のフィリーズレビューで本領を発揮した。プラス10kgと大幅に馬体重を増やしたことも功を奏し、中団後ろ寄りから外を回して鮮やかな差し切り。姉妹3頭目の重賞ウイナーとなった。今回は再びマイル戦となるが、ある程度のテンションなら力を発揮できるだろう。

 86年以降の桜花賞馬のうち、セリで取引された馬は06年のキストゥヘヴンと20年のデアリングタクトの2頭のみ。前者が970万円(税抜、以下同)、後者が1200万円だったので、ショウナンザナドゥが勝てば史上最高価格の桜花賞馬となる。必ずしも高い馬が走るわけではないのが競馬だが、メンバー中唯一のミリオンホースとして、世代の頂点に立つことを期待したい。

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