【桜花賞】距離実績、前走3番人気以内、キンカメの血…データで導かれる勝ち馬

2025年04月09日 07:00

ビップデイジーに寄り添う松下調教師

◆第85回桜花賞・G1(4月13日、阪神競馬場・芝1600メートル)

 第85回桜花賞(13日、阪神)、「考察」データ編はビップデイジーを導き出した。

 過去10年のデータを見ると、前走1600メートル組が9勝。例外は1400メートルの報知杯FRから臨んだ17年レーヌミノルで、距離短縮組は11頭が出走し、すべて着外という厳しい結果に終わっている。実績も重要。芝のマイルで重賞3着以内か、オープン特別Vの実績を持つ馬は【1010780】と圧倒的な成績を残している。

 また、前走の単勝人気に目を向けると、3番人気以内に支持されていた馬が【98873】。前記の条件をすべて満たすのは、エリカエクスプレスエンブロイダリービップデイジーブラウンラチェットの4頭と頭数はかなり絞られる。

 そのうち、血統面でビップデイジーにのみ追い風となるデータがある。キングカメハメハの血を持つ馬が20年から5連勝しているのだ。20年デアリングタクト、21年ソダシ、22年スターズオンアース、23年リバティアイランド、24年ステレンボッシュと、3冠牝馬2頭を含め、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。

 改修工事の影響で昨年の阪神JFが京都で施行されるなど、今年は例年と異なり、本番と同舞台の阪神芝1600メートルを経験しているのはチューリップ賞組のみ。前走は道中で力んだぶん、直線でのひと伸びを欠いたが、前に壁をつくって脚をためられれば巻き返しは必至だ。G12着の実績も光り、桜の女王に近い存在だとみている。

(山本 理貴)

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