昨年のホープフルSを制したクロワデュノール(24年12月撮影、ユーザー提供:りりさん)
昨年の高松宮記念をマッドクールで制し、JRAのGI・26レースの完全制覇を達成したサンデーレーシングだが、とりわけ皐月賞は好成績だ。これまでに29頭が参戦して【5-2-3-19】の勝率17%、複勝率34%。そして今年も不動の主役を含めた4頭がスタンバイしている。
何といってもエース格はクロワデュノール(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。新馬戦から東京スポーツ杯2歳S、ホープフルSと無傷の3連勝。レースもうまく、死角の少ない本命馬といえる。休み明けでの参戦も予定通りなので、無敗での戴冠を期待したい。
他の3頭も粒が揃っている。ミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)は朝日杯FSの2着馬。休み明けの弥生賞は4着だったが、稍重が堪えた印象。鞍上にモレイラ騎手を迎え、巻き返しを期す一戦となる。さらには共同通信杯で2着だったカラマティアノス(牡3、美浦・奥村武厩舎)、札幌2歳S覇者のマジックサンズ(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)も立ち回り一つで上位争いになっていい。
実はサンデーレーシングの皐月賞4頭出しは2回目だ。前回は15年。ドゥラメンテが1着、リアルスティールが2着で見事にワンツーを果たしている。さぁ、10年前の再現となるか。4頭の走りに要注目したい。