藤岡康太さんをしのびピンクリボン着用の兄・佑介騎手が阪神2R勝利「前向きに頑張っていくためにも、いいレースになった」

2025年04月12日 11:15

藤岡康太さんをしのぶ喪章をつけテーオーミリカンで勝利した兄の藤岡佑介騎手。 (カメラ・高橋 由二)

 4月12日の阪神2R・3歳未勝利(ダート1400メートル=16頭立て)で藤岡佑介騎手=栗東・フリー=騎乗のテーオーミリカン(牡3歳、栗東・宮徹厩舎、父ウインブライト)が初勝利を挙げた。

 この日は佑介騎手の弟で、昨年4月10日に落馬事故の影響で亡くなった藤岡康太さんをしのび、康太さんが好きだったピンク色のリボンをつけ、有志の騎手が騎乗。佑介騎手はゴール直後、左の拳を強く握り締め、喜びを表現した。また、テーオーミリカンを管理する宮厩舎は康太さんがデビュー時に所属していた厩舎だった。

佑介騎手は「おとといが命日ということで。皆さん喪章を着けてくださって。ジョッキーだけでなく職員さんも着けてくださっています。チャンスがある馬でしたし、宮厩舎だったので、勝てれば最高だと思っていました。レースもうまく行って、勝てて良かったです」と笑顔。

 「1年たって、法要も無事に終えました。前向きに頑張っていくためにも、いいレースになりました。厩舎の方も喜んでくれたので良かったです」とかみしめた。師匠の宮調教師も「いいタイミングで勝ってくれた」と縁ある勝利を喜んだ。

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