4月12日の中山9R・山藤賞(3歳1勝クラス、芝2000メートル=9頭立て)は、3番人気の
ビーオンザカバー(牡3歳、美浦・伊藤圭三厩舎、父
ハービンジャー)が、直線で抜け出してオープン入りを決めた。勝ち時計は1分59秒0(良)。
五分のスタートを決めて、前半は4、5番手に構えた。3角過ぎから逃げた
ジェットブレードが早めのスパートで後続との差を広げたなか、直線で鋭い伸び脚を繰り出して、最後は2着の
クモヒトツナイに2馬身半差をつける完勝だった。
初コンビだった川田将雅騎手は「いい内容でいい走りでした」と勝利を振り返った。前走の水仙賞9着から巻き返して、伊藤圭調教師は「(前走の)2200メートルとかだと折り合いが難しかった。2000メートルで流れたからよかったです。力をつけています」と、うなずいた。