「皐月賞・G1」(20日、中山)
無傷4連勝での戴冠なるか。京都2歳S制覇後に骨折が判明し、5カ月の休み明けで1冠目に臨む
エリキング。16日の栗東坂路での最終追い切りでは力強いフットワークを見せていた。初の関東遠征にも市川和典助手は「長距離輸送でも落ち着いていました」と話した。以下、一問一答。
◇ ◇
-初の関東遠征。到着後の雰囲気は。
「初めての長距離輸送でも落ち着いていました。渋滞もなくスムーズでしたし、カイバもペロッと食べていました」
-昨年の京都2歳S以来、5カ月の休み明け。
「思っていた通りの調整ができたし、問題はありません。あとは実戦勘だけですね」
-完成度の方は。
「この馬の素質を感じて、(中内田)先生が付きっきりで調教に乗っている。その先生は“まだ緩いし、良くなるのは先だね”と言っているけど、その状態で3連勝ですからね。ここでどれだけやれるか楽しみ」
-枠順は【1】枠(2)番。
「ジッとしているのが苦手なので偶数を引けたのは最高でした。多頭数にも不安ない。むしろ周りに馬がいた方がいい」
-骨折明けになるが。
「骨折といっても軽いものなので全く影響はない。今までは先を見据えて余裕残しの仕上げだったけど、今回は一番仕上げていると思う」
-追い切り後の会見で川田はやや慎重なトーンに映った。
「周りの人に聞いたら、“(川田)将雅があのトーンの時は自信がある時や”と言っていました(笑)。休み明けもあるので、冷静に
ジャッジしてくれたんだと思いますけどね」
-最後に意気込みを。
「エンジンの掛かりが遅い分、中山はどうかというのはあるけど、ここでいい結果を出してダービーに向かえたらいいですね」