重賞初制覇を目指すゴーソーファー(今年3月撮影、ユーザー提供:yuさん)
「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有するゴーソーファー(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)が、フローラステークス(3歳牝・GII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
ゴーソーファーは父キズナ、母ゴーマギーゴー、母の父Ghostzapperの血統。母は米G2を2勝。半兄のオープンファイアは23年のきさらぎ賞の2着馬。同年のセレクトセール1歳で8800万円(税抜)で取引された。
昨年8月の新潟でデビュー勝ち。馬なりでハナに立つとスローに落とし、上がり3Fをメンバー中2位の34秒4でまとめて押し切った。続くサフラン賞は最下位の9着だったが、ここで休養を挟んだことが奏功。復帰戦となった1月の中山の1勝クラスを鮮やかに差し切ると、前走のフラワーCでも3着に健闘し、オークスを視界に捉えている。
藤田晋オーナーはこれまでジャングロ、フォーエバーヤング、シンエンペラー、エリキングで国内外の重賞を11勝しているが、牝馬では未勝利。ここでオーナーに「初勝利」を届けるとともに、主役候補の1頭としてオークスに向かってほしい。