兵庫チャンピオンシップJpn2をPRする吉村智洋(左)と小谷周平
兵庫県の園田競馬場では29日〜5月1日、同5〜8日に『そのだけいばGWシリーズ』と題して「第26回兵庫チャンピオンシップ・Jpn2」などが行われる。このPRのため兵庫県競馬組合の野口吉浩事務局長ら関係者が25日、同競馬場所属の吉村智洋(40)と小谷周平(39)の両騎手を伴い、東京都江東区のデイリースポーツを訪れた。
5月5日の兵庫大賞典、同8日の西日本クラシックを含めて重賞が3鞍行われる豪華シリーズ。その皮切りが同1日の兵庫CSだ。昨秋当地の兵庫ジュニアグランプリを制した
ハッピーマンなど23年連続Vを誇るJRA勢の牙城は強固だが、兵庫勢も当然、意地を見せたい。
地方競馬を代表する一人でもある吉村智は前走Vの
タンバブショウで参戦。「地の利も生かして何とか上位に食い込みたい」と意気込む。息子でJRAの誠之助が2年目で重賞制覇(
チャーチルダウンズC=
ランスオブカオス)を飾り「素直にうれしかった」と、発奮材料には事欠かない。
兵庫県競馬の騎手会長を務める小谷周も、息子でルーキーの哲平が16日に園田で初勝利。その一戦で自身は2着と“親子ワンツー”を決めて「騎手人生で最良の一日でした」と振り返る。両者とも「さらに高みを目指します」と口をそろえた。
今シリーズは5月1日に本紙評論家の南井克巳元調教師、同5日はプロ野球元巨人の元木大介氏が来場するなどイ
ベントが満載。また兵庫大賞典には
イグナイターが参戦予定で盛り上がりを見せそうだ。