天皇賞(春)2025に出走予定のショウナンラプンタ(c)netkeiba
「平成の盾男」武豊騎手がショウナンラプンタ(牡4、栗東・高野友和厩舎)で、天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)の8年ぶり9勝目を狙う。
武豊騎手はこれまで天皇賞(春)に歴代最多の30回騎乗している。初参戦の89年にイナリワンで初制覇を果たすと、90年のスーパークリーク、91年と92年のメジロマックイーンと4連覇。「平成の盾男」の異名をとった。さらには99年のスペシャルウィーク、06年のディープインパクト、16年と17年のキタサンブラックで4勝を加えて、こちらも歴代最多となる通算8勝を挙げている。
今年のパートナーはショウナンラプンタだ。重賞は8戦して未勝利だが、昨年は青葉賞が2着、神戸新聞杯が3着、菊花賞が4着、今年は日経新春杯が2着、阪神大賞典が4着だから、いつタイトルに手が届いても不思議ない。武豊騎手は前走の阪神大賞典に続いて2戦連続2回目のタッグ。当時は最後方から差し届かずの4着だったが、阪神よりは京都の方が合いそうなタイプ。立ち回り一つで十分に好勝負になっていい。
武豊騎手にとってはキズナ産駒でのJRA重賞初制覇、そして「ショウナン」の国本哲秀オーナーの所有馬での初勝利がかかる一戦でもある。惜敗が続く素質馬を駆って、メモリアルな勝利といきたい。