ブリーズアップセール最高価格はティックルゴールドの2023(c)netkeiba
JRA育成馬による2歳トレーニングセール「JRAブリーズアップセール」が4月29日、千葉県の中山競馬場で行われた。この日は、76頭の上場で75頭(牡40頭、牝35頭)を売却。98.7%の売却率で、総額8億4670万円(税別)を売り上げた。
最高価格は上場番号12番ティックルゴールドの2023(牝、父ナダル)の5400万円(税別)。牡馬ではクロフォードの2023(牡、父キタサンブラック)が3300万円(税別)で取引された。前者はおばにJBCレディスクラシックを勝ったアンジュデジールがいる血統で、後者の母は2009年の新潟2歳Sの3着馬で、ノーザンファーム繁殖牝馬セールの取引馬でもある。
なお、今回の結果に伴い30日にはインターネットオークション方式で実施されるファイナルステージが開催されることになった。
中山競馬場でのセールを終え、日本中央競馬会は「開始当初より積極的な情報開示に取り組むなど、わかりやすく安心してご参加いただけるセールを目指しております。このような取り組みが本日の成績につながったものと考えております。本日ご購買された競走馬たちが順調に成長し、6月より始まる新馬戦をはじめ、中央競馬の舞台で活躍してくれることを祈念しております」という伊藤幹馬事担当理事のコメントを発表した。