ガルシアを背にチャーチルダウンズのダートコースで絶好の動きを見せたシチズンブル(C)Coady Media
本番で巻き返しへ、気迫あふれる動きを見せた。昨年BCジュベナイルを制し、米国の年度表彰エクリプス賞最優秀2歳牡馬に輝いたシチズンブル(牡=バ
ファート)が28日、ケンタッキーダービーに向けて
チャーチルダウンズのダートコースで最終追い。ガルシアを背にテンから行きっぷり良くラップを刻み、6F72秒40〜1F11秒60と
スピードに乗って駆け抜けた。5F58秒40はこの日の1番時計だ。ガルシアは「いい動き。これでも目いっぱい走ったわけじゃなくて楽にこれくらい動くんだ」と相棒の脚力をアピールした。
今年初戦の
ロバートBルイスSを快勝し、前走サンタ
アニタダービーは雁行(がんこう)状態の先行策から押し切り狙いも4着。1F延長で初の1800メートルとなり、後続のプレッシャーも厳しく、しまいの伸びを欠いた。中3週となるこの中間は地元サンタ
アニタパークでハードな追い切りを重ね、先週木曜に
チャーチルダウンズ入り。着々と準備を進めている。21年ケンタッキーダービーの禁止薬物騒動(1位入線メディーナスピリットが失格)により、
チャーチルダウンズで出走禁止となっていたバ
ファート師は昨年7月に処分を解かれ、4年ぶりの当レース参戦。前日27日に追い切ったロドリゲス(牡)と2頭出しで当レース単独最多の7度目Vを狙う。