「POG2歳馬特選情報」(29日)
POG2歳馬情報のコーナーがスタート。まずは「厩舎編」として、東西有力厩舎の素質馬をご紹介します。初回は関東の名門・国枝厩舎。クラシック前の来年2月末で定年を迎えるにもかかわらず、
アーモンドアイの2番子を筆頭に、今年も魅力ある良血馬がズラリと並んだ。
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26年2月末で解散となる国枝厩舎。関東の名門厩舎にふさわしい豪華布陣で“ラストイヤー”を走り抜ける。
国内外でG19勝を挙げた名牝
アーモンドアイの2番子
プロメサアルムンド(牡、父
モーリス)に、国枝師は「説明不要。期待大だよ」ときっぱり。入厩は5月ごろを予定するが、2歳G1からクラシック路線を意識できる逸材だ。
半兄が現役最強ダート馬
フォーエバーヤングという
ダーリングハースト(牝、父
エピファネイア、母フォエヴァーダーリング)は早期デビューを見込んでいる一頭。「阪神JFが目標。桜花賞を早めてほしいな(笑)」とジョークを飛ばすほど師の評価が高く、大舞台を意識しているのは間違いない。
新種牡馬
コントレイル産駒にも注目だ。
ルージュボヤージュ(牝、母クイーンズアドヴァイス)は「
コントレイルの子は軽いね。早めにデビューさせたい」ともくろむ。厩舎で活躍した
フロンテアクイーンの子である
フロンテアムーン(牝)は「小ぶりだけど、乗ったらそんな感じはしない」と運動神経の良さを感じている。そして
プリティウーマン(牝、母マルケサ)も「成長待ちの段階だけど、いい動き」と高評価を与えた。
半兄に21年京都新聞杯覇者
レッドジェネシスがいる
レッドマジェスタ(牡、父
シルバーステート、母リュズキナ)は「気がいいね」と初戦向きのタイプ。
ダノンスマッシュ産駒の
ダノンポピー23(牝)は「
スピードがある」と短距離路線での活躍を描く。