栗東坂路を駆け上がるブローザホーン(左)=撮影・石井剣太郎
「天皇賞(春)・G1」(4日、京都)
昨年2着の
ブローザホーンは4月30日、栗東坂路を軽快に駆け上がった。4F56秒0-41秒0-13秒5を計時し、
エルクレスタワー(3歳未勝利)に半馬身先着。26日に栗東坂路で4F53秒4-12秒8としっかり追われており、この日は調整程度。19日には栗東CWで7F97秒7-11秒9という意欲的な追い切りも消化するなど、大一番へ態勢を整えてきた。
「前進気勢が強く、走る方に気が向いています。今朝はメンタルの確認をしましたが、体に張りがあって毛ヅヤもいいですからね。昨年と遜色のない、いい状態で来ています」と吉岡師。前年同様、阪神大賞典3着からの上昇を示唆した。
体幹の強さは折り紙付きで京都の坂を
バランスよく巧みにこなす。「良馬場でもと思いますが、少し馬場が軟らかくなってくれればいいですね。いいレースができると思います」。生粋のステイヤーが調子を上げてきた。