美浦Wで併せたレッドモンレーヴ(右)=撮影・佐々木彰尚
「京王杯SC・G2」(3日、東京)
リラックスした走りだ。23年の覇者で昨年も2着に好走した
レッドモンレーヴが4月30日、美浦Wで
メイショウソムリエ(4歳1勝クラス)と併せて併入。6Fでパートナーを追いかける形でスタートし、直線で楽な手応えのまま並びかけ、持ったまま駆け抜けた。6F84秒8-38秒5-11秒6と派手な時計ではないが、動きの良さは目を引いた。蛯名正師は「良かったね。いい意味で気持ちは安定しているし、順調です」と感触を伝える。
好走の鍵となるのが気性面。かみ合った時はラストにものすごい脚を使うが、力を出し切れない時もある。そこで師が期待するのが短期免許を取得して来日し、今回コンビを組むディーだ。先入観を持たずに騎乗することで、「この馬の持ち味が生きるような競馬をしてほしい」とうなずく。新たな相棒とともに、久々の勝利を目指す。