メルボルンTに出走予定のエンダードラゴン(撮影:井内利彰)
半兄に昨年の年度代表馬ドウデュースがいるエンダードラゴン(栗東・友道康夫厩舎)。未勝利は京都ダート1400mを勝ち上がっているが、次走は芝にトライ。5月24日(土)に京都芝1600mで行われるメルボルンT(3歳1勝クラス)への出走を予定しており、今朝8日はレースに向けた追い切りを行っている。
小坂忠士騎手が跨り、障害角馬場で前運動をした後、CWへ正面から入場。1コーナーから2コーナーはゆっくりと歩かせて、向正面に入ったところでキャンター。頭を上げて、左右に振る仕草はいつも通りといったところ。少し気を許せば、引っ掛かっていきそうなところをジョッキーがうまくなだめて、3コーナーへ入っていく。
4コーナーから最後の直線はスムーズに進入して、一気に加速。パワフルなフットワークながら、スピードもある走りでゴールまで余力十分な手応え。最後まで加速し続ける走りはジョッキーの手腕によるところも大きいだろう。
時計は6F88.0〜5F70.1〜4F53.7〜3F37.7〜2F23.3〜1F11.6秒。栗東へ帰厩してから初めての追い切りにはなるが、普段から障害を飛ばすなど運動量自体は豊富。たっぷりと時間をかけて調整されており、丁寧な調教内容で態勢を整えていく。
(取材・文:井内利彰)