【オークス】A.シュタルケ騎手がJRA・GI初制覇なるか レース史上最年長Vも

2025年05月23日 12:00

オークス2025に出走予定のカムニャック(今年4月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん)

 ドイツの名手として知られるA.シュタルケ騎手が、オークス(3歳牝・GI・芝2400m)のカムニャック(牝3、栗東・友道康夫厩舎)でJRA・GI初制覇を狙う。

 シュタルケ騎手は74年1月4日生まれ、ドイツ出身の51歳。89年に騎手デビュー。11年にはデインドリームでドイツ人として初めて仏G1・凱旋門賞を制覇。そして13年にJRA初勝利を挙げると、14年のマイラーズCのワールドエースでJRA重賞初制覇を果たした。JRA通算1205戦100勝。重賞は5勝。しかし、GIは24回騎乗して、今年の天皇賞(春)のビザンチンドリームの2着が最高着順となっている。

 オークスのパートナーはカムニャックだ。シュタルケ騎手は前走のフローラSで初騎乗。序盤で力んだものの、中団で我慢。迎えた直線、前が開くと渋太く脚を使って抜け出し、接戦の2着争いを尻目に1馬身1/4差の完勝を収めた。今回も折り合いがカギになるが、極端なスローペースにさえならなければ、おそらく大丈夫。当然ながら有力馬の1頭となる。

 シュタルケ騎手にはベテランらしい記録がかかる。51歳4カ月での勝利となれば、09年にブエナビスタで制した安藤勝己元騎手の49歳1カ月27日を大幅に更新し、史上最年長のオークスジョッキーとなるのだ。近年の日本競馬ではドイツ血統が存在感を発揮しているが、今度はジョッキーの番。大一番でゲルマン魂が発揮されることを期待したい。

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