CWコースにて3頭併せで追い切るアルマヴェローチェ(左)(撮影・亀井直樹)
「第86回オークス」(25日、東京)の1週前追い切りが東西トレセンで行われ、桜花賞2着からの逆襲に燃える2歳女王
アルマヴェローチェ(上村)は上村師自らがCWコースで騎乗。外セオ(5歳オープン)、内
シルキーガール(4歳3勝クラス)との3頭併せで貫禄の最先着を果たした。直線は促されて6F82秒4〜1F11秒2。上村師は「素軽い動きだった。前回は休み明けで仕上げるまでに時間をかけたが、今回は在厩調整なので上積みはあると思う」と納得の表情だ。
桜花賞では
エンブロイダリーとの一騎打ちで首差敗れたが、指揮官は戦前から「オークス向き」と公言してきた。昨年も同じ
ハービンジャー産駒
チェルヴィニアが桜花賞敗戦からオークスで逆転V。「どの馬も条件は同じだし、距離が延びることは心配していない。左回りも問題ないと思う。いい状態で送り出せそうだし、2400メートルなら巻き返せると思う」と力強く言い切った。2歳女王が復権を懸けて樫の舞台に挑む。