今週末日曜、東京競馬場ではテレビ局の名前を冠したレースが2つ行われる。9Rでテレ玉杯(4歳上・2勝クラス・芝1600m)、12RではBSイレブン賞(4歳上・3勝クラス・ダ1400m)。そこで今回はそれぞれのチャンネル番号に合わせ、前者では「3番」と「3枠」、後者では「11番」の成績を調べてみた。
まずはテレ玉杯から。テレビ埼玉(通称:テレ玉)は埼玉県を放送対象地域としており、1979年に開局した。「あなたにカンケイあるテレビ」のキャッチコピーと、「テレ玉は地デジ3チャーン!」のキャッチフレーズがある。JRAでは長らくテレビ埼玉杯として行われていたが、現名称に変更された2011年以降の「3番」の成績を見てみると【1-0-3-10】。3枠に広げてみると【1-1-4-11】で勝ち馬は1頭のみだが、3着以内の好走は10、3、16、3、5、6番人気と伏兵が多かった。
ではBSイレブン賞の「11番」はどうか。日本BS放送(BS11)はビックカメラグループの衛星放送局で放送開始は07年。中央競馬では13年からレースが行われている。一貫して東京競馬場が舞台だが、距離は13年がダ2100m、15年と16年がダ1600m、それ以外はダ1400mで行われた。11番の成績は【1-3-1-7】とまずまず。16年にソルティコメントが制したほか、15年マノワール、18年にビックリシタナモー、20年にデピュティプライムが2着。17年にソーディヴァインが3着だった。
ほかにも、中央競馬には“テレビ東京杯”青葉賞、“NHK”マイルCなど、放送局の冠名が付いたレースは数多く。チャンネル番号と同じ馬番の馬は好走するのか。オカルトデータに頼って馬券を買ってみるのもまた一興である。