ヴィクトリアマイル2025に出走予定のアルジーヌ(24年12月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん)
今週末は全国的に天気が崩れそう。もちろん、日曜の東京も例外ではない。そこでヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)が道悪になった場合に注意すべき馬を紹介したい。
まずはアルジーヌ(牝5、栗東・中内田充正厩舎)だ。稍重だった24年のクイーンSが0秒1差の3着、重だった23年のかもめ島特別がクビ差の2着。勝利経験こそないものの、湿った馬場を苦にしないことは証明済みだ。3走前のカシオペアS、2走前のターコイズSがともに上がり3F・4位以下での勝利だったように、相対的に見ると切れるタイプではなく、そういった意味でも道悪は悪くない。渋太く脚を伸ばしての戴冠を期待したい。
もう1頭を挙げるならアドマイヤマツリ(牝4、美浦・宮田敬介厩舎)だ。過去5勝は全て良馬場だが、前走の福島牝馬Sがそうだったように、一貫した流れに強いタイプ。芝の不良で好成績のキタサンブラック産駒ということを考えても、道悪巧者の可能性は高い。アルジーヌ同様、ある程度の位置から粘り込むシーンがあるだろう。