「日本ダービー・G1」(6月1日、東京)
皐月賞2着からの巻き返しを期す
クロワデュノールは28日、栗東CWで最終追い切り。ダービー3度目の騎乗となる北村友一騎手(38)=栗東・フリー=が騎乗して、前走以上の状態にあることを確認。万全の態勢で、世代の頂点へ駆け上がる。
皐月賞2着からの反撃を狙う
クロワデュノールは、北村友を背に、栗東CWで追われ、
ホーリーブラッサム(3歳1勝クラス)に併入。馬なりだったが大きなフットワークを繰り出し、6F82秒8-36秒7-11秒2と好時計をたたき出した。動きは良く、万全の態勢で大一番に臨む。以下、一問一答。
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◆北村友一騎手
-前走を振り返って。
「出入りの激しい厳しいレースになったと思います。道中、外から動いてこられた時に少し自分のリズムを乱しました。力は示してくれたし、頑張ってくれました」
-2週前追い切りは。
「皐月賞の2週前追い切りと比較すると、良かった感じがしました。心も体もそこまで大きく緩んでなくて、2週前にしてはよく動けました」
-1週前は。
「2頭の馬を前に置いて直線は外に持ち出し、しっかり体を使わせてほしいという指示でした。よく動けていましたし、皐月賞の時との比較でも良かったなと思います」
-最終追い切りは。
「馬自身が整っていて、無駄のない走りをしていて、とても良かったです。今回の方が左手前の力強さが出ています」
-舞台設定について。
「東京、2400メートルどっちとも、中山の2000メートルよりいい方に向いてくれると思います」
-ダービーは自身3度目の騎乗。
「大変、注目を集めるレースですし、僕に対しての取材も数がすごく多かった。とても偉大なレースだと客観的に思います。クラシックは馬自身が一生に1回しか走れませんし、そのなかで頂点を決めるレース。僕自身というよりも
クロワデュノールのために頑張りたい。レース当日は馬のことを、自分のことを信じて、いつも通りやるべきことをやれれば」
◆斉藤崇史調教師
-最終追い切りは。
「先週までやってきたことができて、手前もスムーズに変えてくれましたし、動きだしの反応や並ぶ時もだいぶしっかりしたと思いました。一回使って今回の方がいいという印象。皐月賞前の体と今の体では全然違うし、体重もおそらく10キロ近く増えると思います」
-ダービーとは。
「世代の頂点を決めるその馬にとって一生に一回しか走れないレースですし、ホースマンみんながダービーを目指してやっている。勝ってみたいレースの一つです」