桜花賞、オークスで連続2着の2歳女王
アルマヴェローチェ(牝3歳、栗東・上村)が、右前脚の第1指骨を剥離骨折したことが29日、分かった。管理する上村洋行調教師(51)=栗東=が発表した。
上村師は「レース中だと思います。近日中に栗東トレセンで手術を行う予定です。程度にしては軽いもので、馬の状態次第にはなりますが、秋華賞(10月19日・京都)を目指していきたいです」と今後の見通しを語った。
同馬は父
ハービンジャー、母ラクアミ(母の父ダイワメジャー)の間に誕生した黒鹿毛馬。昨年8月に札幌でデビュー勝ちすると、続く札幌2歳Sで2着に入って賞金加算に成功。年末の阪神JFで豪快な差し切りを決め、重賞初制覇をG1で飾り、昨年度の最優秀2歳牝馬に選出された。年明けは桜花賞に直行して2着。オークスでも勝ち馬から頭差の2着と世代上位の力を示していた。