第92回日本ダービーを1番人気の
クロワデュノールで制した北村友一騎手(38)=栗東・フリー=が1日、俳優の竹内涼真(32)、見上愛(24)らとともに東京競馬場のパドックで行われたトークショーに参加した。
サプ
ライズ登場にもかかわらず、詰めかけた観客からは「北村!北村!」という大コールが。積極的なレース運びとなったが、「自分のシミュレーションにはありました。馬を信じて、自分を信じて。あまり周りのことを気にせず、レースをしていました」と初戴冠を振り返った。道中、ダービー馬となった相棒から「俺に任せとけ!というぐらい、馬も自信を持っていました」という“メッセージ”を感じ取ったと告白。最後は「無我夢中でした」と明かした。
大舞台でも人馬ともにいつも通り落ち着いていたという。新ダービージョッキーは「プレッシャーはあまり感じないので平常心だった」と笑顔。JRAの年間プロモーションキャラクターで、同レースのプレ
ゼンターを務めた俳優の竹内涼真(32)から、手応えを感じた瞬間を問われると「自分自身で
マインドコントロールをしているのか、馬と自分をひたすら信じてた結果、ゴール板を駆け抜けていた」と話した。
デビュー20年目で競馬界最高の名誉を獲得したが、「何なんですかねぇ」と照れ笑い。大仕事を成し遂げても、「僕自身がダービージョッキーになったというよりも、この馬がダービー馬になったということが本当に大きい。これからも
クロワデュノールを応援していただけたら」と最後まで“相棒”に花を持たせた。