【安田記念】トルコの父に9年ぶりのGIタイトルを届けるか 重賞連勝中のロングランが参戦

2025年06月03日 17:30

安田記念2025に出走予定のロングラン(今年4月撮影、ユーザー提供:つんさん)

 ヴィクトワールピサ産駒では現役唯一の重賞ウイナーとなるロングラン(セ7、美浦・和田勇介厩舎)が、安田記念(3歳上・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。

 ロングランは父ヴィクトワールピサ、母ノッテビアンカ、母の父Kendargentの血統。父は10年の皐月賞と有馬記念の覇者。11年には日本馬では初となる首G1・ドバイワールドC制覇を果たしている。一方の母は15年の仏G1・クリテリヨムドサンクルーの3着馬。半妹のボンヌソワレは今年のフィリーズレビューの3着馬。そして叔父のトウキョウゴールドは社台ファームの吉田照哉代表の所有馬で、フランスを拠点とする小林智調教師の管理馬。21年に伊G2・伊ダービーをC.デムーロ騎手とのコンビで制している。

 ここまで26戦7勝。23年12月のディセンバーSでオープン初勝利。重賞では善戦止まりだったが、前々走の小倉大賞典で待望の初タイトルを獲得した。さらに初のマイル戦となった前走のマイラーズCでGII初制覇。明けて7歳だが充実期を迎えており、GI初挑戦の今回も好勝負を期待できる。

 ヴィクトワールピサ産駒は23年菊花賞のパクスオトマニカ(17着)以来、1年8カ月ぶりのGI参戦となる。勝てば16年の桜花賞のジュエラー以来となる9年ぶり2勝目。21年からトルコで種牡馬生活を送る父を喜ばせる戴冠劇といきたい。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。