宝塚記念2025に出走予定のロードデルレイ(今年1月撮影、ユーザー提供:おかおみさん)
(株)ロードホースクラブが12年ぶりのJRA・GI制覇なるか。大阪杯2着のロードデルレイ(牡5、栗東・中内田充正厩舎)が、宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)でGI初制覇を狙う。
(株)ロードホースクラブはケイアイファームの生産馬が募集馬の中心となっているクラブ法人。これまでに01年のオークスを制したレディパステル、国内外でGIを6勝したロードカナロアなどの活躍馬を送り出してきた。JRAの重賞は28勝。ただ、同じくGIは5勝しているものの、13年のスプリンターズSのロードカナロアが最後となっている。
宝塚記念にはロードデルレイがエントリーしている。クラブを代表する名馬であり、日本競馬史上最強スプリンターの呼び声が高いロードカナロアの産駒。順調に使えなかったため、出世が遅れたものの、前々走の日経新春杯で重賞初制覇。GI初挑戦となった前走の大阪杯でも、4角で外を回すロスがありながら2着に食い込み、地力強化を示した。迎える今回、距離が日経新春杯と同じ2200mに延びるのはプラス。鞍上には川田将雅騎手を確保した。
クラブにとって久々のビッグタイトル獲得となるか。多くの出資者を喜ばせる走りを期待したい。