22年の菊花賞を制したアスクビクターモアの半弟となるユマハム(牡2、美浦・田中博康厩舎)が、日曜東京5Rの2歳新馬(芝1600m)でデビューする。

　ユマハムは父コントレイル、母カルティカ、母の父Rainbow Questの血統。父は20年の牡馬三冠を無敗で制するなど、GI・5勝を挙げた名馬。半兄のアスクビクターモアは22年の菊花賞、弥生賞の覇者。半姉のケマー(Qemah)は16年の英G1・コロネーションS、仏G1・ロートシルト賞を制している。24年のセレクトセール1歳では2億5000万円(税抜)の高値で取引された。

　ここまで坂路とWを併用し、時間をかけて仕上げられてきた。4日のWでは6F80秒7、1F11秒4で動けているので、水準以上の能力を秘めていることは間違いない。鞍上に東のレジェンド・横山典弘騎手を迎え、どんな走りを見せてくれるのか。要注目の一戦となることは間違いない。