宝塚記念2025に出走するベラジオオペラ(ユーザー提供:あいのかぜさん)
今週末に行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)をベラジオオペラ(牡5、栗東・上村洋行厩舎)が勝利すれば、秋に“2億円”ゲットのチャンスが生まれることはご存じだろうか。
これは、今年から古馬に対する褒賞金交付基準が拡大されたため。大阪杯、天皇賞(春)、宝塚記念の「春古馬三冠」、天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念の「秋古馬三冠」で交付される内国産馬3億円、外国産馬1.5億円のボーナスに加えて、「同一年度に特定3競走を勝利すれば、内国産馬2億円、外国産馬1億円」の項目が追加されたことによる。
具体的には大阪杯、天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念のうち3競走の勝利。天皇賞(春)を制したヘデントールは宝塚記念に出走しないため、大阪杯覇者のベラジオオペラだけが“リーチ”をかける可能性がある。今回、春GI・2勝目を飾れば、秋には「初の事例なるか」という観点でも、注目を浴びることになりそうだ。
【同一年度にJRAが指定する競走に優勝した馬に対する褒賞金】
・皐月賞、日本ダービー、菊花賞のすべてに優勝
内国産馬のみ3億円
・桜花賞、オークス、秋華賞のすべてに優勝
内国産馬のみ1億円
・大阪杯、天皇賞(春)、宝塚記念のすべてに優勝
・天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念のすべてに優勝
内国産馬3億円
外国産馬1.5億円
・大阪杯、天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念のうち3競走に優勝
内国産馬2億円
外国産馬1億円