レコードVのルージュサウダージ(手前、カメラ・浅子 祐貴)
6月15日の函館5R・2歳新馬(芝1200メートル=9頭立て)は、2番人気の
ルージュサウダージ(牝2歳、栗東・松永幹夫厩舎、父
フィレンツェファイア)が、20年に
モンファボリがマークした2歳コースレコードを0秒3短縮して快勝した。 父は米国・ダートG1馬の
フィレンツェファイア。産駒は2頭目の出走で、25年デビューの新種牡馬では一番乗りのVとなった。勝ち時計は1分8秒4(良)。
開幕デーの14日は2回のレコード決着となった函館競馬場で、2日目もレコードが飛び出した。発馬はひと息だったが、直線で鋭く伸びて1番人気の
アニマレイ(2着)に1馬身半差をつけて初陣Vを決めた。
小沢大仁騎手は「新馬前から乗っていて走りが軽かったし、走ると思っていた。ペースが速くて追走に苦労したけど、しっかり走ってくれた。次につながるいい内容でした」と評価。曽祖母の
ファビラスラフインで騎手時代に1996年秋華賞を制した松永幹夫調教師も「いい内容でした。
スピード馬で、この内容なら芝で行けるところまで行きたいですね。もう少し距離があっても良さそうです」と今後に手応えをつかんだ様子だった。