函館記念着差ランキングTOP5 1位は圧巻の5馬身差V

2025年06月27日 07:30

88年の函館記念を制したサッカーボーイ(88年8月撮影、ユーザー提供:kjytdirtes bhtjafさん)

 函館競馬場で6月29日(日)に行われる函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)はハンデ戦らしい混戦模様だ。本稿では同レースの開催にあたり、グレード制が導入された1984年以降の着差をランキング形式で紹介する。

■2位タイ 3馬身半 24年ホウオウビスケッツ
 ゆったりとしたペースの番手で運んだホウオウビスケッツが、直線に向いて先頭へ。そのまま後続を寄せ付けず、2着のグランディアに3馬身半差の完勝で、待望の初タイトルを獲得した。巴賞から連勝での戴冠は05年のエリモハリアー以来で19年ぶりだった。

■2位タイ 3馬身半 10年マイネルスターリー
 混戦と目されていたが、終わってみればマイネルスターリーの独壇場だった。中団前寄りのポジショニングから早めに動き、4角で先頭へ。そのまま後続を突き放し、3馬身半差の楽勝を決めた。勝ち時計の1分58秒5は88年のサッカーボーイの1分57秒8に次いで、レース史上2位の速さ。短期免許で来日していたD.ホワイト騎手は04年の函館2歳Sのアンブロワーズ以来、実に6年ぶりのJRA重賞制覇となった。

■2位タイ 3馬身半 01年ロードプラチナム
 重賞ではワンパンチ足りないレースが続いていたロードプラチナムだが、この日は一味違った。テン乗りの松永幹夫騎手を背にして、中団から早めの進出。前年覇者のクラフトマンシップに3馬身半差をつける圧巻のパフォーマンスで、重賞ウイナーの仲間入りを果たした。人気馬は総崩れで、9番人気→14番人気→10番人気の決着。3連単が発売されていれば、かなりの高配当になったに違いない。

■2位タイ 3馬身半 99年ジョービッグバン
 2週間前に500万下を勝ったばかりのジョービッグバンが、2段階の格上挑戦で重賞初制覇を収めた。好位追走から4角で先頭に立つと、そのまま悠々と押し切り。メンバー中最軽量の50kgを考慮しても、力が一枚上と思わせるパフォーマンスだった。実際、翌年には中山金杯と小倉大賞典を制覇。宝塚記念でもテイエムオペラオーから0秒1差の3着に食い込み、中距離路線を大いに沸かせる存在となった。

■1位 5馬身 88年サッカーボーイ
 前年の阪神3歳S覇者のサッカーボーイが古馬を一蹴した。3年前と前年の日本ダービー馬のシリウスシンボリとメリーナイス、前年の二冠牝馬のマックスビューティなどの大物を抑えて1番人気に推され、その評価が間違いではなかったことをレースで証明。1分57秒8のレコードで、2着のメリーナイスに5馬身差の圧勝を収めた。続くマイルCSで2つ目のGIタイトルを獲得。その後は種牡馬となり、ナリタトップロードやヒシミラクルなど、多くの活躍馬を送り出した。

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