小倉開催がスタート ここから羽ばたいた3頭の日本ダービー馬とは

2025年06月26日 08:00

小倉のデビュー戦を快勝したドウデュース(21年9月撮影、ユーザー提供:あおさん)

 いよいよ今週から夏の小倉開催がスタートする。そこで小倉デビューから日本ダービー馬となったメイショウサムソン、ワンアンドオンリー、ドウデュースの3頭を紹介したい。

 小倉デビューで最初の日本ダービー馬となったのはメイショウサムソンだった。05年7月に小倉でデビュー。新馬戦は2着、2戦目は3着だったが、最終週の未勝利で勝ち上がり。そこからコンスタントに使われながら地力を強化し、06年のスプリングSで重賞初制覇を果たした。さらに皐月賞でのGIウイナーの仲間入りを果たすと、日本ダービーで二冠達成。石橋守騎手との名コンビで世代の頂点に立った。

 2頭目はワンアンドオンリーだ。13年8月の新馬戦は10番人気で12着。2戦目で13番人気ながら2着に激走すると、3戦目で初勝利。そして年末にはラジオNIKKEI杯2歳Sを制し、クラシックの有力馬に浮上する。その後、弥生賞は2着、皐月賞は4着だったが、日本ダービーでは絶好2番枠を味方につけて勝利。名伯楽・橋口弘次郎調教師にダービートレーナーの称号をプレゼントした。

 そして3頭目がドウデュースである。21年9月の新馬戦で1番人気に推されると、後に重賞ウイナーとなるガイアフォース、フェーングロッテンを退けて初勝利を手にした。そこから無傷の3連勝で朝日杯FSを制覇。年が明けて弥生賞は2着、皐月賞は3着だったが、日本ダービーではイクイノックスとの激闘を制し、世代の頂点に立った。小倉で新馬勝ちした馬の日本ダービー制覇は史上初。武豊騎手は自身の持つ記録を更新する同レース6勝目となった。

 後の活躍を考えると意外だが、メイショウサムソンとワンアンドオンリーはデビュー戦で負けていた。そう考えると、小倉の新馬では勝ち馬以外に未来の大物が潜んでいるのかも。何はともあれ、4週間で全11鞍のメイクデビューに要注目したい。

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