6月29日の函館1R・2歳未勝利(芝1200メートル=12頭立て)は、小林美駒騎手が手綱をとった9番人気の
シーグルロス(牝2歳、美浦・尾形和幸厩舎、父
フィレンツェファイア)が、新馬戦11着から一変して初勝利を挙げた。勝ち時計は1分9秒9(良)。
今年、函館で4勝目となった小林美駒騎手が好位追走からソツなく抜け出す好騎乗。1番人気
アニマレイの追撃を半馬身退けた。鞍上は「調教からセンスを感じたし、賢いと思っていました。ずっと手応えが良く、直線を向いて追い出してからも2戦目とは思えないくらいしっかり走れました。まだ成長すると思います」と笑顔を振りまいた。
尾形和幸調教師は「新馬前から自信はあって、これくらい走れるとは思っていたのでビックリはしていないですよ。父は短い傾向があって距離を詰めたのも良かったですね。一度、美浦に戻す予定です」と現時点では函館2歳Sには向かわない方針を示した。