85年ローズS(GII)を制したタケノハナミ(牝26)が4日、繋養されていた北海道新ひだか町の牧場で、病気のために死亡した。
同馬は、父ハードツービート、母ヒカルカマタ(その父アイアンリージ)という血統。8戦2勝で挑んだオークスは13着に敗れたが、桜花賞馬エルプス、オークス馬ノアノハコブネ、前年の3歳牝馬チャンピオンのニホンピロビッキーらが出走したローズSでは好位追走から2分02秒2(良)で優勝。単勝12番人気での快走で、見るものをあっと言わせた。通算成績は21戦5勝(重賞1勝)。
88年から繁殖牝馬となり、01年アルゼンチン共和国杯(GII)3着のシングンオペラ(父オペラハウス)などを出したが、自身を超えるような産駒には恵まれなかった。