3歳上1勝クラスに出走予定のゲンパチルーナ(今年4月撮影、ユーザー提供:sapphireさん)
名牝
トゥザヴィクトリーの孫となる
ゲンパチルーナ(牝3、美浦・西田雄一郎厩舎)が、土曜福島6Rの3歳上1勝クラス(ダ1700m)で連勝を狙う。
ゲンパチルーナは父
ブリックスアンドモルタル、母ディナシー、母の父キングカメハメハの血統。祖母の
トゥザヴィクトリーは01年のエリザベス女王杯を制した名牝。その3番仔となる母ディナシーは06年のセレクトセール当歳において、今も国内のセールでは史上最高価格となる6億円(税抜)で取引された。残念ながら競走馬として走ることはできなかったが、繁殖としてはオープンまで出世した
メイサウザンアワー、ダートで3勝を挙げた
ヴェルデホを送り出すなど、一定の成功を収めている。
ここまで5戦1勝。デビューからの3戦は芝で苦戦が続いたが、砂に転じて軌道に乗った。初ダートの前々走は、後に関東オークスを制する
メモリアカフェにこそ離されたが、2着を確保。そして前走で単勝1.4倍の1番人気に応え、5馬身差の圧勝を収めている。今回は昇級戦、そして初の古馬相手となるが、十分にやれるはず。勢いに乗って連勝となることを期待したい。