5日の函館5R・2歳新馬(ダート1000メートル)は、単勝1・4倍で1番人気の
エムフォー(牡、栗東・石坂厩舎)が4キロ減の小林美を背に2歳コースレコードで大差勝ちを収めた。斤量は3キロ軽いものの、20年6月27日に
ルーチェドーロが記録した58秒5(不良、54キロ)を0秒6も塗り替え、57秒9(重)を叩き出した。
積極策を取り、2着の
ドナソレイと引っ張った。他馬の手応えが渋くなるなか、余力をたっぷり残したまま直線へ。入り口では約2馬身だったリードをみるみるうちに広げ、後続を寄せ付けなかった。
4週連続勝利の小林美はこれが19勝目で、早くも昨年の勝ち星に到達。「スタート練習も一生懸命で、走ることに対してまじめ。それがこの結果だと思います」と充実の表情を見せた。「いい馬です。そのひと言に尽きます」と、パートナーの
フォーウィールドライブ産駒を絶賛。フレッシュなコンビが函館を沸かせた。(水納 愛美)