「新馬戦」(13日、小倉)
新馬戦3連勝を狙う栗東・松下厩舎から真打ち登場か。日曜小倉5R(芝2000メートル)に出走予定の
チェルヴァーラ(牡2歳、父
エピファネイア)。母に16年オークス2着馬
チェッキーノを持ち、半姉
チェルヴィニアは昨年のオークス、秋華賞で2冠を達成。半兄
ノッキングポイントも23年ダービー5着とクラシックを狙うべくして生まれた存在だ。
当初は6月の宝塚記念デーにデビューを予定していたが、左前の捻挫で回避。「その後は順調に来ています。動けるし、見た目もいい。立ち姿もきれいで、ほんまにいい馬です」と松下師は賛辞を並べる。
5日に小倉での新馬戦(芝1200メートル)を制した
キャンディードとは毎週のように併せ馬を行い、
スピード負けせずに互角以上の走り。折り合いに不安もなく、1週前の栗東CWでは重心の低い美しいフォームで首差先着した。早くも来年の大舞台を見据えて「行ってもらわないと困る」と言い切った指揮官。勝利はもちろん、その内容も求められそうだ。