◆第61回小倉記念・G3(7月20日、小倉競馬場・芝2000メートル)

　前走の新潟大賞典で15着と大敗を喫したエピファニー(牡6歳、美浦・宮田敬介厩舎、父エピファネイア)は、実績のある舞台で巻き返しを狙う。昨年の小倉大賞典で重賞初制覇を飾っており、小回りの舞台は歓迎だ。佐藤良助手は「前走は案外でしたが、(荒れた)特殊な馬場で気持ちが切れたのか走り切れなかった印象です。小倉は実績がありますから」と、敗因を分析したうえで悲観する様子はない。

　また前走は落馬負傷のため主戦の杉原誠人騎手が騎乗できず、荻野極騎手がテン乗りだった。折り合い面で乗り難しいところがあるだけに、手の内に入れている鞍上とのコンビ復活は好材料だ。7月13日に栗東トレセンに移動して、レース当週の最終追い切りも杉原騎手がコンタクトをとる予定。逆襲へのお膳立ては整いつつある。