◆第61回小倉記念・G3(7月20日、小倉競馬場・芝2000メートル)

　エピファニー(牡6歳、美浦・宮田敬介厩舎、父エピファネイア)は前走の新潟大賞典で15着と大敗。だが、戦前から不安視されていた直線の長いコース形態、レース中の落鉄とかなり厳しい条件だったのは事実。また、当日の新潟芝コースはかなり荒れた馬場で、相当に特殊なレースだった。度外視が可能な1戦と言っていいだろう。

　今回の舞台となる小倉ではここまで重賞を3戦して1着、2着、5着と相性が抜群。馬券内は外した前回の小倉大賞典はトップハンデ58・5キロも響いたが、最初のコーナーでやや進路が狭くなるロスもあった。スムーズならまず大崩れは考えづらい。早くも現地入りし、万全の態勢を築くために余念はない。ここは軸として信頼が可能な一戦だ。(角田　晨)